BUFFALOの外付けHDDですが、ネットワークからアクセス出来ず、データが読み出せないということで修理のご依頼がありました。
状況を確認すると、電源は入っていて一見正常にも見えますが、アクセスが出来ません。
分解して、内部を確認しますが、基板の不良は無さそうです。
HDDを取り出して、エラーを確認すると、リードシークエラーが複数出ていて、不良セクタも少しだけ検出されました。
どうやら、HDDの不良のようです。
HDDのデータを新しいHDDに全てコピーします。
通常なら、500GB程度であれば60分位でコピー出来るのですが、故障している場合は転送速度が遅くなり時間が長くなります。
何とか最後までコピーが終わり、組み込んでBUFFALOのユーティリティーから、HDDにアクセスすることが出来ました。
パスワードがかかっているので、とりあえず認識できるところまでの復旧で、ご返却することにしました。
お急ぎの修理ということで、当日中の出荷を目指して作業していたのですが、出荷の時間までにコピーが終わらず、お預かりして翌日の出荷となりました。
到着後、お客様から連絡があり、ファームウェアの更新が必要となったが、無事に認識できました。との事でした。Linuxで動作しているのですが、HDDの不良により、ファームウェアの更新が必要となってしまったようです。
ネットワーク対応型でNASと呼ばれるこの手のハードディスクは、職場などでファイルの共有サーバーとして多く利用されていますが、突然壊れてしまい、仕事がストップしてしまう事態になります。
担当者を決めて、データを定期的にバックアップするか、自動バックアップソフトを導入して、どこかにバックアップを取っておくと安心ですね。
|