新しいデスクトップPCの納品で、お客様の事務所へ伺った時についでに遅いパソコンがあるから見てほしいと相談されました。
見た感じ新しいパソコンで、スタイリッシュな画面一体型の富士通デスクトップPCです。
起動させると、デスクトップが出るまでに数分待たされる感じですが、私が触った感じではHDDのアクセスが80~90%で数分間推移している状況でした。
単なるHDDの速度低下だと思ってSSD交換でご案内いたしました。
2台同じPCがあるので、両方ともお預かりしました。
SSDに交換してソフトを丸ごとコピーしてしまえば今まで通りの状態で体感的には3倍以上速くなるはずです。
事務所へ戻って、早速コピーを開始すると、1台のPCのHDD(WD10EZEX)は10%程コピーしたところでエラーで止まります。
もう一台のPCのHDD(WD10EZEX)は、80%程コピーしたところでエラーで止まりました。
どちらも不良セクタが出来ています。もう少しで全てのデータが失われる所でした。
不良セクタによりHDDの読み取りが止まりフリーズしていたのが遅さの原因でした。
PC-3000Expressを使えば、不良セクタがあってもなんのその、問題無くコピーが完了できます。
このHDDの不良セクタは2個でしたが、他のコピー装置ではコピーは出来ませんでした。
もう一台のHDDは8個の不良セクタでした。
同じパソコンで両方HDDが壊れているなんて、そろそろHDDの交換時期だったのだと思われます。
4時間ほどかけて無事コピーが成功して、新しいSSDにシステムが全て移行できました。
SSDを入れて、ついでにCPUファンの埃を掃除してPC内部をピカピカにしました。
メモリがDDR4-4GB1枚しか入っていなかったので、4GB増設して最近のPCと同じ8GBになりソフトの動作にも余裕が出来ます!
PCを組み立てて電源を入れると、正常にデスクトップ画面まで表示されました。
WindowsUPDATEを適用して、動作も問題ありませんでした。
お預かりの翌日に納品の予定でしたが、思いのほかコピーに時間がかかり一日納品が遅れてしまいましたが、無事に納品出来て良かったです。
-追記-
この修理の翌週に、全く同じESPRIMO FH52/B1が修理で持ち込まれました。
動作が遅いという症状で、確認するとウィルスソフトが3個も入っている。HDDも調子が悪い。
SSDに交換して、ウィルスソフトを削除しました。
しかし、電源を切っても勝手に再起動されてしまう症状が出ています。
Windowsのシステムファイルの一部に破損があるのか?
Shiftキーを押したまま再起動を選択し、UEFIBIOSの設定変更のメニューから一度BIOS画面に入りました。
BIOSから電源断を選択して電源を切りました。
その後、正常に電源が切れるようになりました。一体なんだったんんだ?
WindowsUPDATEでWindows10の22H2までバージョンアップを行ってから、ご返却となりました。