CPU冷却ファン交換修理方法

CPUファン分解注油メンテナンス・CPUファン交換修理方法

CPUファンはなぜ壊れるのか?
ノートパソコンにはほとんどの場合CPUやチップセットを冷却するためのファンが付いています。
このファンは小さくても大事な役割があり、小さな筐体の中にあるCPUが熱で壊れてしまわないようにグルグルと回り続けています。
最近は、インターネットなどに画像や動画が多くなりグラフィックなどにもかなりの負荷がかかることからファンの冷却も無くてはならないものとなっています。

SONY VAIO CPUファン


このファンは、高温になる部分に配置されているため、温度が高い状態で回り続ける劣悪な環境で働かされています。
ベアリングのグリスが固まって回転しなくなったり、軸が磨耗して回転ブレから異音がしたり、ホコリが溜まって回らなくなったりと、トラブルが多いものです。


CPU冷却用ヒートシンク、クリーニング前クリーニング前


CPU冷却用ヒートシンク、クリーニング後クリーニング後


時々使うていどのパソコンなら数年持つかもしれませんが、毎日使うパソコンであれば1年も使えばホコリが溜まってしまうのも無理はありません。


部屋の掃除は時々?してもパソコンの掃除は忘れがちです。


そうこうして、パソコンのファンの回転が悪くなるとファンエラーが表示されたり、場合によっては内部の温度が高くなりすぎてHDDなどの故障の原因にもなります。HDDは65度以上になると故障します。通常は40~50度程度ですが、45度以下が理想です。



CPUファンの長持ちの秘訣は?
とにかくパソコンの周りに付いたホコリを掃除機で吸い取ってください。
キーボードを掃除機で吸うとキーが取れてしまうことがありますので、キーボードの掃除にはハボキなどのアタッチメントが必要です。




掃除は、定期的に!使用頻度にもよりますが、3ヶ月に一度くらいは掃除してあげてください。



CPUファンのメンテナンス・交換修理
CPU冷却ファンの故障について、ノートパソコンの冷却不良は、CPU、マザーボード、HDDなどの故障の原因となります。早めの修理依頼がパソコンを長持ちさせます。


異音が出始めてから、すぐにご依頼いただいた場合は、ほとんどのケースで分解注油メンテナンス(8,000円(税別))で直ることが多いのですが、そのまましばらく使い続けますと、CPUファンの軸が磨耗してしまい、CPUファン部品の交換が必要となってしまいます。



故障状況

CPUファンが回らない。

起動後しばらくすると勝手に電源が切れてしまう。

電源が切れた後しばらく冷ますとまた電源を入れられる。



修理箇所

CPUファン自体が故障している場合は、そのまま部品を交換いたします。

ファンにホコリなどが詰まってしまっている場合は、ホコリを取り除き、モリブデン配合の工業用グリースをファンの回転軸に充填してメンテナンスを行います。
ノートパソコンのCPU冷却用ファン
マザーボードのCPUファン回転制御回路の故障の場合は、ジャンパー線にて5Vの電源を直接CPUファンに供給することで修理します。
回転制御のボリュームをメモリスロット等の内側に配線して回転を制御できるようにすることも可能です。

またはマザーボードを交換して修理することもできますが、修理費用は高めになります。
ノートパソコンのマザーボードの回路修復を行います



修理費用

▼お見積
ノートパソコン
修理方法 ジャンパー線修理 CPUファン分解注油 CPUファン交換
診断料 2,000円(税別) 2,000円(税別) 2,000円(税別)
修理工賃 12,000円(税別) 6,000円(税別) 6,000円(税別)
部品代 6,000円(税別)程度
合計金額 14,000円(税別) 8,000円(税別) 14,000円(税別)程度