チップコンデンサ交換修理方法 マザーボード半田修理方法
ACアダプタをパソコンに接続するとアダプタに付いている緑のLEDランプが消える症状。
ACアダプタを接続してもバッテリーへ充電しない。
電源ボタンを押しても全く反応しない。
などの故障の症状は、ノートパソコンのマザーボードに付いているチップコンデンサという部品の故障の可能性が高いです。
特に、DELL Inspiron1501、Inspiron1520、Inspiron1526、Inspiron1564、Inspiron1720、Inspiron6000、Inspiron9300、Inspiron9400、Studio1536、Studio1557、Studio1737、XPS
M1330、XPS M1530、XPS M1730などに多発しています。
一体型のInspiron Oneなどにもこの不具合が発生しています。
詳しくは、弊社の修理実績ページから、該当機種の症状と修理内容をご確認ください。
故障状況
電源ランプが点灯しない。
ACアダプタをパソコンに接続するとACアダプタのLEDランプが消える。
電源ランプ点灯するが画面がまったく表示されない。
起動時のBIOS表示が出ない。
電源が切れる。
などの症状があります。
修理箇所
チップコンデンサは、小さな部品で、電圧を安定させたり、ノイズを除去するためにパソコンの基板には必ず付いている部品です。
写真はNEC PC-LLシリーズのマザーボード。
赤い丸の部品がチップコンデンサで、写真ではショートして壊れて一部焼け焦げています。
機種により10~40個ほど使われている部品ですが、1個でも不良が出た場合は全て交換します。
専用の半田ごてを使用すると作業が楽ですが、一般的な半田ごてでも取り換えは可能です。
Inspiron1720のマザーボードです。この機種はチップコンデンサが30個以上使われています。
修理方法
ノートパソコンを分解し、マザーボードを取り出して、不良チップコンデンサを交換します。
右の写真ではチップコンデンサを交換した後の状態です。
黄土色の四角い部品がチップコンデンサです。
3.2mm×1.6mmのサイズのものが多く使われていて破損するのもこのサイズのものが9割以上です。
写真の左に写っているのが、今回取り外した不良チップコンデンサです。全てが壊れているわけではありませんが、いずれ壊れる可能性が高いため、同容量のチップコンデンサは全部交換します。
外し忘れると再発するので、注意してマザーボードを探します。
上に写っているリールが日本製のチップコンデンサです。1000個以上ありますが、3~4ヶ月ほどで使い切ります。
突然電源が落ちて、以後通電しない、BIOSが起動しない.。FDのアクセスランプが点灯して停止する。
BIOSで停止などの症状が出ます。
チップコンデンサがショートで壊れている場合は、同時にヒューズの交換修理となることも多いです。
発火防止のため、マザーボードのいろいろなところにヒューズが取り付けられています。
修理費用
▼お見積作業・部品 | ノートパソコンマザーボード半田修理 チップコンデンサ交換修理 |
診断料 | 2,000円(税別) |
工賃 | 18,000円(税別) |
部品代 | 2,000円(税別) |
合計金額 | 22,000円(税別) |