Linux-PC実験室 2002/11/9  Home <<Back >>Next

このところ自宅のWindowsXp HOMEの調子が悪く、いろいろと研究を重ねた結果、PC2100-256MBメモリ1枚の不具合だということがわかった。これがわかるまでの間、該当するメモリは2回ほどパソコンを移り歩いており、思い当たるふしはたくさんあったのだ。
256MBのメモリの在庫がたくさんあるので、テキトーに刺していたのだが、これがよくなかったらしい。
手元にあるPC2100-256MBのメモリに不具合があるものが混ざっていたのだ。今週MEMTEST86でやっと原因が特定できた。もうすでに半年以上前に購入し、散々苦労させられてからの発覚である。

このMEMTEST86 3.0バージョンは、ダウンロード後にWindowsMe、98のDOSのコマンドラインからインストールすると実行用のFDが作成できて、そのFDをいれて起動するだけでパソコンのメモリのチェックをしてくれる。とりあえず、数台試してみたがエラーが出るかどうか結果が出るまでの数分間、受験生の合格発表のような緊張感がたまらない(^_^;

さて、そういったトラブルもあって、σ(^_^)のメインマシンのWindowsを入れ替えることになりました。しばらく使ったWindowsXp-HOMEとはおさらばして、やっぱりWindows2000にすることにした。なにしろパーツをしょっちゅう交換する私だから、いちいち交換の度にライセンス認証だ〜、なんだ〜かんだ〜というのは面倒だ。一度電話で認証となるとそのあとは、CD-ROMドライブが壊れても取り外して交換すればすぐにライセンス認証となり、1個のパーツ交換も面倒になる。
そして、電話をかけておねーちゃんに、説明して再度ライセンスキーを発行してもらう。あ〜面倒だ。これだから、Microsoftは金儲けに走ってるって言われちゃうんだよね。俺は悪くないのに、なんだかお願いするってのが腑に落ちない。

さて、この私のメインマシン。それほど自慢するほどのものではないが、一応スペックだけは書いておこう。
Linuxマシン3号機
OS1:RedHatLinux7.3
OS2:Windows2000Professional 
CPU:Celeron1.7GHz
RAM:512MB
HDD:Seagate 80GB 7200rpm ATA100
CD-R/RWドライブ
DVDドライブ
チップセット:SIS850 グラフィック内蔵
ディスプレイ:17'TFT 1280*1024

一番左がメインマシン、本体は足元にあります。

Linux3号機となった、メインマシンは、Windows2000とのデュアルブート環境に挑戦しました。
まず、Windows2000を用意した20GBのNTFSパーティションに通常どおりインストールします。
それから、すぐにLinuxを入れればよかったのかも知れないが、私はさらに40GBをDATA用にとNTFSでフォーマットして用意した。そこへ今まで使っていた古い80GBのHDDからマイドキュメントなどのデータ類をコピーした。
そして、残った領域にLinuxを入れたのです。

LILOを使わずにGRUBをMBRにインストールして、GNOMEワークステーションとしてインストールは完了しました。今までと比べて一番早かったような気がします。

しかし、インストール完了後、再起動して驚いた。

GRUBの起動画面にWindowsとかDOSといったメニューは無く、ただRedHatLinux7.3だけが起動できるようになっていた。がびーん!これではせっかくデュアルブートしようとしていたのに失敗だ!
こういうときも沈着冷静な私は、まずはLinuxのライブアップデートをして、せっかく入れたLinuxをまずは最新の状態へ持っていきます。そして1時間ほどで終了し、一度電源を切ってからGRUBの設定を見直すことに。

だいたい、初めてのLinuxなんだから頼むよー
そう、問題ばかり出されても答えが見つかるかどうか・・・

そして、インターネットでGRUBで検索してやっと見つけたホームページに、Windows95とのデュアルブート時のGRUBの設定の記述をみつけ、私なりに考えて、解決できました。

まずはLinuxをrootで起動して、/boot/grub にある、設定ファイル menu.lst をエディタで編集します。

私のパソコンでのGRUBのmenu.lstはこういう記述です。

# grub.conf generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE:  You have a /boot partition.  This means that
#          all kernel and initrd paths are relative to /boot/, eg.
#          root (hd0,2)
#          kernel /vmlinuz-version ro root=/dev/hda5
#          initrd /initrd-version.img
#boot=/dev/hda
default=1
timeout=10
splashimage=(hd0,2)/grub/splash.xpm.gz
title Red Hat Linux (2.4.18-17.7.x)
        root (hd0,2)
        kernel /vmlinuz-2.4.18-17.7.x ro root=/dev/hda5 hdd=ide-scsi
        initrd /initrd-2.4.18-17.7.x.img
title Red Hat Linux (2.4.18-3)
        root (hd0,2)
        kernel /vmlinuz-2.4.18-3 ro root=/dev/hda5 hdd=ide-scsi
        initrd /initrd-2.4.18-3.img
title Windows 2000 Professional
        root (hd0,0)
makeactive
chainloader +1


一番下の4行を追加したら、無事にWindows2000とLinuxのデュアルブートに成功しました。



あー良かった。また入れなおさないですんだぞ。
ただし、私のLinux3号機は17'TFT画面なのに、800*600サイズしか出せません。グラフィックのチップがSIS850だからのようですが、これってやっぱり安くてもグラフィックボードを追加したほうが良いかな?

次回はいよいよLinuxとWindowsのファイルの共有に挑戦できるかな?
←ちなみに古くなったタワーPCは、マットを敷いて椅子となります。


今日はここまで!
2002/11/9(土)kin

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