Linux-PC実験室 2002/11/2  Home <<Back >>Next

Linuxのインストールも何度も繰り返したが、1号機のスペックではX-Windowを使ったGNOME環境では快適に動作しないことがわかった。普段Windowsマシンでは、Pentium4-1.8GHzを使っているのに、LinuxでPentium2-233MHzを使ってみようなんていう根性が間違っていた。1.8GHzに慣れてしまった体は233MHzの速度には戻れないのである。

そこで、今回は2号機を組み立てることにした。用意したパソコンは1年ほど前に組み立てたパソコンである。ものの本によれば、Linuxを使うには最新のチップを使った新型パソコンよりも少しこなれてきたマシンの方が良いと書いてあった。実際に今年組み立てたパソコンに入れたらうまく動作させることが出来なかった。新しいパソコンで動作させるには相当な苦労が要るだろう。

Linux2号機スペック
使用Linux:RedHatLinux7.3(書籍に付録のCD-ROM 3枚組み FTP版)
CPU:Cerelon733MHz
チップセット:intel-815
LAN:Realtec8139Bチップ(マザーボード内蔵)
メモリ:256MB
HDD:Maxter30GB ATA133 7200rpm (リムーバブルケースに内蔵)
CD-ROM:40倍速
今回のパソコンはintel-815チップセットなので、グラフィック内蔵であるためビデオボードは取り付けなかった。

前回はVineLinux2.5を使ったが、本屋でいろいろと見てみたらわずかにRedHatLinux7.3の方がVineLinux2.5よりも新しいようだったのでRedHatLinux7.3に変更した。
私はX-Window=GNOMEだと思っていたらそれはどうやら間違いだったようだ。X-WindowはMicrosoft WIndowsやMacOSなどでおなじみのGUI(グラフィカルユーザインターフェース)環境を利用するためのシステムで、そのX-Window上で動作するデスクトップ環境がGNOMEであるらしい、デスクトップ環境にはほかにもKDEなどいろいろあるようだ。

なにしろ、以前私がLinuxをちょいとかじった時にはGNOMEなんて便利なものはなかったし、まるでMS-DOSのようなコマンド中心の操作しかなかったので、今回のようにGUIで動作が安定しているんだったら、これは本当にカルチャーショックだ!
ちなみにコマンド中心の操作環境はCUI(キャラクタインターフェース)と呼ぶそうだ。

さて、RedHatLinux7.3のインストールには書籍付録のCD-ROM3枚を使用した、VineLinux2.5の時はCD-ROM1枚だったのに、今度はまたずいぶんと増えたもんだ!時間も少々長くなって、40分程度かかった。インストールで選択したのは「ワークステーション」にして、ルーターの環境があるので、DHCPを使用してIPアドレスを取得するようにした。
最初インストールしたときはシャープ製15'TFT液晶を使用したが、2年ほど前のモデルでどうも1024×768環境で動作できずに、結局800×600というディスプレイサイズになってしまった。現在は17'ブラウン管ディスプレイを接続している。どう設定したのか今は1024×768になっている。(^_^;あまり細かいことは気にしない。

起動時の画面はなかなかいい感じである♪

←Mozilla1.2bの起動に成功した。

早速Mozillaを起動してインターネットに接続してみる。これは難なく成功。LAN環境でインターネットをしているのでLANボードさえ動いてくれれば何の設定もいらない。

ところがRedHatLinux7.3に入っているMozilla0.99からバージョンもずいぶんあがって現在は1.2bということだから、ぜひバージョンアップをしてみたい!という気になった。
もじら組というホームページで詳細調べて、最初は和ジラのRPM版をダウンロードしてインストールしてみる。これはMozillaを日本語化したものだ。しかし、またまたLinux初心者の私には手に負えない。うまくインストールできないのである。上書きするなとか、前のバージョンを削除するか別のフォルダにインストールしろとかなにしろ面倒だ(^_^;

そして、今度はMozilla1.2bという最新版をダウンロードしてきて、再度インストールを試みるが、tarで圧縮されているファイルで解凍の方法がわからない!
無理もない、初めての経験なんだから。
そう自分に言い聞かせて、書籍やらインターネットを検索してみるとGUIだけではだめらしい。コマンド入力が必要のようだ。仕方がないからNautilusを起動して$マークに続いて、次のコマンドを入れてみた。

tar xvfz /home/kin/moz*

ダウンロードした mozilla-i686-pc-linuxなんたらtar.gz というファイルは、/home/kinフォルダへダウンロードしてある。
呪文(コマンド)を唱えると初心者の私なのに、見事に解凍してくれた。コマンドには経験も熟練も要らない。調べればわかることだから。

解凍さえできれば、あとはインストールするだけだ。rootユーザーで出直して、Nautilusを使ってインストール用のファイルをダブルクリックすればちゃんとインストールできた。ただし、インストール先のフォルダは新規に作成した。どこに作れば良いのかこれまたわからなかったから、テキトーに、/usr/local/mozilla12 というフォルダを作成して入れてしまった。

そして、デスクトップのタスクバー(Windowsっぽく解説)にあるモジラのアイコンのプロパティ画面を開き、命令の参照先を/usr/local/mozilla12/mozilla にすれば、アイコンをクリックするだけでMozilla1.2bが起動してくれた。

あ〜疲れた。日本語化できるのかできないのか調べるのも疲れたので、もう日本語化はあきらめて、英語で使うことにした。英語の勉強もできて一石二鳥だしね。


今日はここまで!
2002/11/2(土)kin
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